最終更新日2023.2.26
「ひまわりプロジェクト」は取手聖徳女子高等学校の地域連携探究プロジェクトです。
休耕農地でのひまわり栽培から始め、オリジナルコスメ「ひまわリップ保湿リップバーム」の商品化に成功しました。まずは取手市ふるさと納税返礼品として全国に発信をします!
【NEWS】
□3月27日0:00から各ふるさと納税サイト
で取手市返礼品として販売開始予定。
※限定数販売ですので、お早めに!
その後の取手市内を含めた販売開始には
お時間をいただきます。
→さとふる画面
販売開始は3月27日0:00からです。
□サスティナブルコスメアワードで審査員賞を
いただきました。
□クリエイティブイベント
「サスティナブルコスメアワード」ブースにてひまわリップの展示を行いました。
→NEW ENEGRY Tokyo 新宿住友ビル三角広場2月25日(土)〜28日(火)
「ひまわリップ保湿リップバーム」の今後について
今まで見本市・イベントでの販売をおこなってきました。
【個人の方へ】
3月初旬に取手市ふるさと納税返礼品として販売開始予定です。インスタグラム・このHPでご案内いたします。
また取手市内むけ数量限定の直販も予定しております。
【化粧品をお取り扱いの方へ】
ある程度の数のご要望があれば、受注・予約での製造販売を昨年収穫した種から搾油した新しいひまわりオイルを使って行う用意をしております。
今後、自然食品・雑貨、オーガニック化粧品などのお店での取り扱いについては未定です。お問い合わせください。
商品のコスメとしての品質と持続可能性を認められて、Mother Earthさん主催の「サスティナブルコスメアワード2022」で審査員賞を受賞しました。
原材料・製造過程から環境に配慮しているか、保湿コスメとしての質、地域連携の高校生の活動が評価されました。
探究学習の一環、希望制探究補講でのプロジェクト学習。メンバーを中心に作業内容により他の生徒が参加協力する形で活動を行ってきました。
現在、新しい学年のメンバーに交代して活動を続けています。
(写真:初期メンバー6名)
指導教諭黒沼靖史・亀川かすみ
「目指すゴール」
●休耕農地をひまわり畑に変えたい!
●地域の方と協力して取手市に新商品を作りふるさと納税返礼品にして全国に発信したい!
●ひまわりオイルとミツロウで化粧品「リップクリーム」を作りたい!
●薬機法などハードルは高いが限界を決めずに挑戦したい!
聖徳大学附属取手聖徳女子高等学校の探究学習グループ
「ひまわりプロジェクト」はSDG'sの取り組みの一つとして環境改善、地域連携を目標に、茨城県内の休耕農地解消と地産地消を目指し、ひまわりの種から搾油したオイルを使用したリップバームを作り、商品化に挑戦します。そして、最終的には取手市のふるさと納税の返礼品として登録してもらうことで、全国の方から注文を頂ける体制を整えて、地域の経済循環を活性化にすることを目指しています!。
私たちの地域(茨城県取手市)を元気にするお手伝いがしたい!
☆茨城県取手市はこんなところです!
☆東京上野ライン(常磐線快速終点)、千葉県から利根川を越えてすぐの街です。とてものどかで、ゆったり温かい街です。
☆TX(つくばエクスプレス)新線ができてちょっとさびしくなってきているところもありますが、東京芸大校舎もありアートを通じて街を盛り上げよう!などの活動も進んでいます。
☆そんな中、地元の遊休畑で育てたひまわりから化粧品「リップクリーム」の商品をつくって、取手市ふるさと納税返礼品として全国に発信する!
高校生プロジェクトが地域の方と協力し、取手市を元気にするお手伝いをします。
わたしたちがつくるリップクリーム
最初はひまわり油とミツロウを使ったシンプルなリップクリームから発想をスタート。
塗りごごち、保湿をしっかりすることなどを目指す。
自然由来の原料を使う。
「リップバーム」
リップバームとはスティックではなく、ジャー容器というふた付きの容器に入ったリップクリームです。持ち運びに便利なスティックタイプに比べて、保湿力の高いものになります。ですから、家に帰ってゆっくり唇にうるおいをあたえるのに使って欲しい商品です。材料も取手市内で無農薬で育てたひまわりのほか、天然素材の原料にこだわりました。商品の容器はプラスティックではなく金属製のもの、包装の紙はFSCなどの認証を受けたものを採用しました。
今回、商品化を目指すリップクリームのラベルやパッケージに使用するデザインを美術部の部員である私たちが行っています。【女性が気軽に使えるように柔らかいデザイン】を心がけています。
これまでの活動
2019年度 休耕農地借用・環境NPO法人の協力の元ひまわりテスト栽培成功
2020年度(現ひまわりプロジェクト正式発足!)
6月〜 ひまわりの栽培
10月 ひまわりの収穫
11月 商品化 アイデア会議
12月 化粧品(リップスティック)試作
2021年
1月〜 資金・薬事法クリアのための外部協力者探し
2月 来年度のプロジェクトとして再計画
3月〜 広報・新年度参加者募集
新年度(2021年度)
4月 商品開発・その他デザイン開始
5月 3年目ひまわり栽培開始
6月 画像電子学会年次大会で口頭発表(プロジェクト概要)
9月 収穫終了
9月 画像電子学会国際学会(IEVC2021)英語口頭発表(ドローンを活用した広報)
11月 搾油 成分分析提出・検査合格!
2022年
1月 企業のご好意により試作品1号完成
2月〜 クラウドファンディング開始(2月28日)
3月〜 目標金額達成次第→今までの打ち合わせをもとにOEM会社による試作品作成開始
6月 リップバーム内容最終決定
7月 商品製造・完成
8月 発送・返礼品
10月 サスティナブルコスメアワード出品
12月 SDG's Week エコプロ2022 出展(東京ビッグサイト)
2023年
1月 サスティナブルコスメアワード 審査員賞受賞
2月 NEW ENERGY TOKYO 2022 サスティナブルコスメブースに商品展示
3月 ふるさと納税サイト(さとふる)販売開始予定
●遊休農地
☆日本全国には、様々な理由で耕作ができなくなった農地がたくさんあります。茨城県は福島に次いで2番目に休耕農地が多い県で、それを解消するための活動も市民の手などで行われています。
ひまわりプロジェクトでは取手市内にある使われていない土地をお借りしてひまわりを育てています。市内にはまだまだ休耕農地があるのでひまわりを育てることで休耕農地の解消を目指しています。ひまわり畑を増やし、ゆくゆくは取手市をひまわりが有名な観光地にできたら嬉しいです。(既に市内でNPO法人バイオライフさんが取り組んでいて、この活動も支援を受けています。)
※バイオライフさんは市民の手によるひまわりの栽培とそこから採れる食用油の地産地消を進める活動をしています。
●ひまわりを育てています
地域の方々に協力してもらいながらひまわりを育てています。はじめに畑にある雑草や大きな石を取り除いたあと、手作業で種をまきます。中腰での作業も多いので、翌日は筋肉痛になります。種をまいてから2か月ほど経つとひまわりの花が咲きます。花が枯れた後に種を収穫して選別をします。天気が悪い中や暑い中で作業することもあり大変ですが、普段することのない経験が出来ます。
●鳥の被害(環境の変化か、近年急に被害が増加)
昨年頃から急にカワラヒナという鳥の被害が甚大になっています。今まではなかったそうで、環境の変化が影響をしているのかもしれないとのことです。ひまわりひとつひとつに鳥に食べられないように網をかぶせます。
●地域の方々との協力(幼稚園児や社会福祉法人のみなさんにも参加していただきました)
近隣の幼稚園児たちにひまわりの種まきを手伝ってもらうなど地域の方々と協力して進めているプロジェクトです。また、生産できるようになったらリップバームの箱づめや種の選別作業の協力を社会福祉施設に依頼する予定です。(写真:みずき野幼稚園のみなさん(守谷市))
●種の収穫と仕分け
ひまわりの種はガクから金属製の網を使って取り外します。その後、十分乾燥したのちに低温圧搾法という、成分を最大限損なわない方法でひまわり油を搾ります。
とれた種は搾油をしてもらうために仕分けを丁寧にします。少しでも良い油を取れるよう、枯れ葉などや傷んだ種を丁寧に手で取り除きました。
●検査機関へ送って成分検査をしてもらいました。
取れたひまわりオイルは検査機関に提出して、化粧品に使えるか調べていただきました。合格をいただきました。その後、無償でサンプル試作をお手伝いしてくださる化粧品工場の方からは「きれいな油ですね」とお褒めの言葉をいただきました!
商品の数が増えると私たちの畑から取れるオイルだけでは足りなくなります。その際には、近隣の有休農地で同じ種を使って市民の方々が育てたひまわりのオイルを使用します。育て方を指導してくださるNPO法人バイオライフさんに低温圧搾の搾油をお願いしています。
●商品開発・化粧品OEM会社の方とのミーティング
化粧品は法律で、化粧品製造業/販売業許可がないと作ることができません。ですから上記の許可があり有資格者がいる化粧品会社山之内ゴウシャさんに製造の委託をします。こちらはオーガニック認定原料を輸入販売と自然由来・オーガニック認定原料等の化粧品製造を得意としてされている会社です。
そのために時には専門家を交えてミーティングを重ねています。
今回、協力してくださるのは、千葉県松戸市の化粧品OEM会社の山之内ゴウシャさんです。こちらの会社は、オーガニックにこだわった自然由来の化粧品材料の輸入や化粧品の委託製造をしてらっしゃる会社です。
●リップクリームの試作
自分たちで商品そのものは作れませんが、どのようなものを作っていくのかを知るために何度か試作を行っています。
現在はご好意で無償で試作品を作ってくれる山之内ゴウシャの協力工場があり、実際に本物の化粧品としてテストをするための試作品を作っていただきました。それを今、試しているところです。
プロジェクトの背景( 高校での探究学習の取り組みとして)
「人が生きるためのものは元をたどると全て自然からできている」
ひまわりプロジェクトで「ものづくり」を通した学びを目指しています。人が生きていくためのものを作り出す側の視点を重視したいと考えているからです。
気候変動の問題も大きく取り上げられ、持続可能な社会づくりのために自分ごととして問題を捉え、行動できる人の育成が求められています。エネルギーや資源の節約、生活スタイルの変化などを目指すが必要です。
地球視点でインプットする学びの機会も必要です。同時に、地に足のついた身近な自分たちの生活に直接関わる実感を伴った学びと、その成果を地域「取手市」にお役にたつ形に残したい!と思っています。
環境に配慮するのは当然です、もっと積極的に地域の人と協力し合って新しい価値を作り出す活動をしたいと考えています。現在、試作品を元にリップバームの使い心地の調整や容器やパッケージのデザインを進めています。(プロジェクト担当教諭 黒沼靖史)
「市内休耕農地で育てたひまわりのオイルで作ったリップクリームで取手市を元気にしたい!」
【動画について】※プロジェクト動画は2021年3月のもので、現在内容の一部変更して取り組んでいます。
ひまわりプロジェクト紹介動画(1:40)
プロジェクトの概要を説明しています。
2021.3制作
ひまわりプロジェクト紹介動画2(4:25)
学校からひまわり畑までの道のり
種から収穫まで
※コロナのため撮影・作業ができず一部一昨年の映像が使われています。
幼稚園児とのひまわり種の収穫(造形美術授業)
保育系進学希望者の多い選択授業「造形美術」では幅広い学びの場を作っています。動画は学校の探究プロジェクトでひまわりの栽培から搾油、商品開発までを行う畑での、近隣幼稚園児を招いてのひまわり種の収穫体験会。2回目の体験会では高校生主導で園児に搾油機で種を絞る体験もしてもらいました。
Invitation to the sunflower
field
画像電子学会で、ひまわりプロジェクトと活動を広報するためのドローンや360カメラの映像の活用の試みについて発表をしました。コロナで作業ができず予定通りのものではありませんが、ひまわりプロジェクト畑での様子を空撮も交えて紹介する動画です。
●新聞で報道していただきました。
この商品はクラウドファンディングCAMPFIREでのご支援により作られています。
●ご支援いただいた方々
取手ライオンズクラブ様
株式会社C.A.ピカードジャパン日本支社矢部 慶様
大谷登茂訓 様
株式会社 取手福祉サービス様
株式会社 住まい工房ナルシマ様
株式会社 ガンバ様
You・遊スクールふるや様
若林浩光様
安田弘二様
小林良介様
新垣元一様
島村宏之様
山口聖矢様すばる様
石引卓様
岸裏典子様
とりで情報ページ様
羽原 康恵様
咲月様
塩瀬睦子(中野)様
津留崎輝明様
今西 美帆様
ロン助様
佐久間 亮様
髙橋浩幸様
古新舜様
林 博之様
こー様
ho2k.com様
Team the trees様
焼き菓子カフェこなのか様
和田 智治様
山本 得恵様
上野伸悟様
亀羅慢太郎様
YS様
CROIRE rico様
ほんだ様
小沼 巳樹様
五十嵐哲也様
やまでぃー。様
crz(:!:)130様
塩川富士夫様
桝中 規男様
うしのお姉さん様
細島 地平様
Noriko様
成島 大敬様
美容室グランディール 中川春美様
nassy様
JHCレグルス茨城様
えみぱん様
岡田英美様
YOSHIHIRO61様
須永健美様
彦坂 哲様
鈴木文江様
YUKONs様
矢部 慶様
岩崎秀太様
TME様
佐藤奈穂様
renkonya様
N h e s .様
渡辺 均様
●メディアに取り上げていただきました。
●新聞・テレビ(掲載・放送日順)
茨城新聞 →デジタル版ヘのリンク
産経新聞 →デジタル版へのリンク
JCOMテレビ
読売新聞
ラヂオつくば
●ポータルサイト
→Yahooニュースへのリンク
→iZa へのリンク
●その他
龍ヶ崎市民活動センター →インターネット放送へのリンク