こちらでは、取手聖徳のオンライン学校生活の考え方、授業の枠組み、その他活動の紹介をしていきます。
多くの学校では、オンライン授業は休校期間中に生徒の学習の遅れを取り戻すためのものと捉えているようです。また、オンライン授業を実施していない(できない)学校では、学習の遅れを取り戻すために課題を配布(教員が生徒の家まで届けに行く場合もあるようですが)し、生徒は課題を提出する、というような、「非同期的」で「一方向」の形式です。
しかし、取手聖徳では、「いかにオフライン(対面式)での学びの質を担保できるか」というスタートでした。つまり、オフラインでの、あの教室での生徒の主体的な学びを、オンラインでも実現すること、そして、単に授業にかぎらず、「学校生活そのもの」をオンライン上で運営すること、これが大きな目標となっていました。
いかに「学校生活そのもの」を再現できるか。ということを念頭において、
生徒同士、教員同士、生徒対教員が、オフラインと同じぐらい相互にコミュニケーションを
とることができる環境設定を大事にしています。
こちらは、教員の素材配信と、生徒の課題への取り組みなど、学びの時間が同時ではない、
「非同期的な」授業スタイルのご紹介です。5教科もありますが、書道や保健体育、礼法や美術といった実技を伴う教科では、先生たちが事前に教材を作成し、オンラインで生徒に発信、生徒はその教材をもとに学び、振り返るというスタイルをとっています。
個人の場合と、グループ等で協働して取り組む場合があります。
同期的か非同期的か、個人で取り組むかグループで取り組むかは、
その授業をどのようにデザインするかによりますので、
言ってみればオフラインと同じ授業デザインのもと、
オンラインで取り組める教材を発信することで
非同期的ながらも一方向にならない、主体性を引き出すオンライン授業を展開しています。
こちらは授業時間に教員が生徒と同じタイミングで発信し、生徒と双方向でやりとりをしながら授業を進行する、「同期的」な学びの紹介です。
チャットのみでコミュニケーションをとる場合と、ビデオ通話をしながら授業を進める場合があります。
同時双方向なので、オフラインの授業の雰囲気に近いものを提供できます。
ツールとしては、Teamsm会議、Zoomを活用することが多いです。
音楽の授業では、実際に講師の先生方とZoomで個人レッスンを行っています。
取手聖徳では、全ての兼任講師の先生方にもICT機器の研修をしていただき、
オンライン授業を行っていただいています。
各先生方のご協力あってのオンライン授業です。